さくらこと楽にいこう

アラフィフ女装子をいじめないでね♡

女装における不気味の谷

※ここで書いてあることは個人の感覚ですので、皆にあてはまるわけではありません。そんな考えもあるんだなぁ、程度に思ってください。わたしは妻や友人など周りにカムアウト済みです。

 

人間そっくりのアンドロイドを作ると不気味の谷現象というものが起きるらしいです。最初は明らかにロボットだったものが人間そっくりになっていくのですが、ある瞬間に人間とは感じずにむしろ怖いという感情がおきる。それが不気味の谷現象です。

ウィキペディアによると、その原因も言及されてます。

 

不気味の谷現象を生じさせる原因として論じられている仮説のひとつに、人は定位が欠如しているためにその正体が確定できないものに対して恐怖や嫌悪を感じるという「分離困難仮説」がある[1]。例えば、モーフィングで加工したイチゴトマトの混合物の画像を見ても食欲が沸かない、犬のぬいぐるみに異なる動物のパーツを合体させた画像に不気味さを感じる、など、人間とロボットの組み合わせに限らず、人は分離困難なものを回避する傾向があり、未知のものを避けようとする人ほどその傾向が強い、という研究結果がある[1]

不気味の谷現象 - Wikipedia

 

これ、女装でもあるのかもしれないと思いました。メイクもキレイでスタイルも良い、でもどこか違和感を感じる。ウィッグの微妙な部分でマネキンのような怖い感じをもってしまう。一方、もっとメイクも下手でウィッグも作り物ってバレバレのほうがむしろ可愛く見えて親しみが湧く…。これって、女装が上手で女性なんだけども、どこか男性らしさが残っているから、見る人が男性と女性の分離が困難になっているせいなのかも。そして「人は分離困難なものを回避する傾向がある」という部分も、女装が忌避される要因なのかもしれない、なんて思いました(^_^;)

不気味の谷を乗り越えるほど女性化すると、、つまりそれはニューハーフになると、不気味さが消えて女性として認識されるようになるということかもしれません。

もし、わたしが不気味になったとしたら、それは実は女装が上手になった証拠かも〜(^_^;)

 

(無加工だと不気味なのは、単に女装が下手なだけです)

 

不快感を与えない女装

※ここで書いてあることは個人の感覚ですので、皆にあてはまるわけではありません。そんな考えもあるんだなぁ、程度に思ってください。わたしは妻や友人など周りにカムアウト済みです。

 

わたしはこのように女装姿をSNSに公開しております。同様にSNSで女装姿を公開している女装子さんには、まわりに不快を与えるような女装姿を晒さないことを訴える方もおります。女装の評判にも関わることですから、おっしゃることはよく理解できます。女装って気持ち悪いおじさんのことでしょ?という認識が一般化したら自分に風評被害?がおきますから。いわゆる”気持ち悪い”女装はやめてくれ〜と…。

 

でも、そもそもまわりに不快感を与えるような女装とはどういうものなのでしょうか?逆に、不快感を与えない女装とはどういうものなのでしょうか?そこで、わたしは悩んでしまうのです…。不快感を与えない女装なんてあるのかな?100人中1人でも不快だと思ったらそれは不快な女装なのかな?さすがにそれは厳しい。じゃあ多数決?51人が不快と思わなければ大丈夫?49人が不快に思っていても?…という感じで、わからなくなるのです。結局のところ個々人の価値観や美意識の問題だとすると、不快という感情は一般化しにくい。

これは、マナー問題や”常識的に考えて”問題と似てることかもしれません。マナーにうるさい人がいたとして、その言ってる人は果たしてマナーを守れてるのか?とか、常識的に考えて〜という考えが本当に常識なのか?とか(^_^;)答えのない問題ですよね。

結局のところ、不快に思われないようにすべきと言う女装子にはブーメランとなって自分に戻ってきてしまう。だから、わたしは不快に思われないようにしたほうがいいと思いつつも、それを強く主張できない。自分に返ってくるのが怖いから。でも、そうすると不快感上等の女装子さんは無敵です。結果、女装キモいということになっていく…。

まぁ、もう、それでしょうがないのかなと半ばあきらめております(^_^;)。結局自己満足。自分では不快感をもたれないようにしようと自分の範囲の中で活動いたします〜。

 

(不快に思われなくて加工するわけですが、ここまで加工すると不快になるかも…)

 

モテる人とは?

※ここで書いてあることは個人の感覚ですので、皆にあてはまるわけではありません。そんな考えもあるんだなぁ、程度に思ってください。わたしは妻や友人など周りにカムアウト済みです。

 

どんな人がモテるんでしょうね?(^_^;)

性的にモテる場合と人としてモテる場合がありますよね。両方一致する場合もありますが、後者は人たらしとよんだりするかもですね。

わたしは何度もここで書いてるように承認欲求が強いので、やっぱりモテたいですね。B面でモテたことほとんどないのでなおさらです。でも、今は諦めているというか、強くモテたいとは思ってないです。どちらでもいい感じです。

で、自分のことはおいておいて、どんな人がモテるのかなぁ?と思うと、若い人たちはイケメンだったり可愛くてスタイルがいい子がもてますよね。それは、人生経験がまだ未熟なので人としての魅力が完成されてないからなのかなと思います。選ぶ方も選ばれる方も。

30歳をすぎて40歳になりはじめるころから、人としての魅力が現れだすのではないでしょうか。その頃は多くの男女が結婚して家庭をもっているため多方面の魅力が磨かれるからかなとも思います。家庭をもってない人でも周りがそうだから感化されるということもあるかもしれません。

そういうお年頃?ですと、わたしが思うモテる人は、「穏やか」であることかなと思います。どんな状況でも慌てず落ち着いてる人は一緒にいて安心できます。だから心を許しがちですよね。滅多なことで怒らない。怒るときも声を荒げるわけではなく落ち着いて怒るような。そういう男女は魅力的です。「気遣い」もモテる要素ですが、穏やかと気遣いって関係している気がします。穏やかな人は気遣いできるんですよ。逆に気遣いできる人は穏やかだし。物事を俯瞰して見たり、自分を客観視できるから、穏やかでいられるのかもしれないですね。

ということで、今のわたしが思うモテる人は、穏やかな人、です。

わたしも穏やかな人になれるように、落ち着いた癒やし系?のさくらこになれるようにしていきたいと思います〜

 

(穏やかで可愛いって言われたい!)

 

女の子になりたいの?

※ここで書いてあることは個人の感覚ですので、皆にあてはまるわけではありません。そんな考えもあるんだなぁ、程度に思ってください。わたしは妻や友人など周りにカムアウト済みです。

 

SNSでよく見かける女装子さんたちの中には「女の子の気持ちになりたい」「わたしは本来女の子だと思う」とおっしゃってる方がいます。その気持というか、そういう気持ちになることはわかります。わたしも、そうなのかなと思ったりします。女の子の気持ちってこんな感じかなとか…。はっきりはわかりませんが。

でも、不思議なのは、そいう女装子さんたちの中には、SNSで際どいポーズや格好の自撮りをあげてる方がいます。いわゆるエロい姿を晒しています。女性らしさ、女の子らしさ全開…。でも、ちょっと待てよ?いわゆる女の子ってSNSでエロい姿さらしますかね?晒す女子はいますけど、どちらかといえば少数派で、多くの女の子はエロい姿どころか自撮りすら出さないですよねぇ。

だから、そこで、わたしはなにかモヤモヤするんです。本当に女の子の気持ちになりたい、女の子であるならば、むしろ自分の姿を隠すと思う。それが女の子だと思う。

ということはですよ。はっきり言ってしまうと、純粋に女の子の気持ちになりたいのではなく、”男としての自分が好む女の子”になりたいだけではないかなぁ?と思うのです。つまり、本人の気持ちは女性ではなく男性であって、みかけが女性になっているにすぎない。

人それぞれの価値観だから否定するわけではないですが、少しだけ危惧するのが誤解をうむのではないかということ。女の子になりたいという方はいわやるMTFという方だと思います。一方で、女装することで性的に興奮する方はAGだと、すごい大雑把ですが、そういう風にわけられるかなと思います。わたしはAGではないのですが、女装しているとAGである前提で接せられます。ナイーブなMTFの方はAGであると誤解されることは辛いのではないかと思ったりします。女風呂や女子トイレの使用可否の問題にも発展していってしまうかもしれません。最近その問題が表面化してますし。

 

女装して女風呂女子トイレ問題は結構ややこしい。女装趣味がなくただののぞきマニアで女装を変装道具として使ってる人の場合と、MTFで男子トイレに行けない人では同列に考えにくいですよね。少なくともわたしはのぞき目的で女装して女子トイレに入る発想は全くないですね。まぁ、でも性癖は多様だからどんな人がいるかわからないですが。

 

はたして純粋なMTFの方は女の子の”姿”になることが目的なのでしょうか?”女の子”になることが目的なのでしょうか。わたしにはわかりませんが、似て非なるものかもしれません。とはいっても、AGとMTFというのは白黒はっきりわかれているわけではないと思います。ですから、いいんですけども、ですけども、わたしはなんかもやもやするのです(^_^;)

 

(わたしは女の子の気持ちになりたいかどか自分でもわかっていません)

 

いいね呪縛からの開放

※ここで書いてあることは個人の感覚ですので、皆にあてはまるわけではありません。そんな考えもあるんだなぁ、程度に思ってください。わたしは妻や友人など周りにカムアウト済みです。

 

わたしは承認欲求が強いです。ナルシストでもあります。

ただ、俺ってすげー、という承認ではなく、自分が存在してもいいという許可の意味合いを含んだ承認だと思います。わたしが必要とされることに喜びを見出すような。

女装をはじめるまえは、場の雰囲気を和ます役割、皆を楽しませる役割が好きでした、今も好きです。いわゆるピエロ役が好きです。それは、自分が目立つことが目的ではなくて、自分が認められることが目的なんです。面と向かって感謝されなくても、心のどこかに感謝の気持ちをもってくれると嬉しい。あぁ、わたしは存在してもよかったんだと思える。

 

女装して可愛いと言ってもらえると、女装してもいいんだ!と思える。承認された気持ちになる。だから、わたしが本来もつ承認欲求を満たしてくれるのです。しかもラッキーなことに、SNSだったり、現実世界であったり、可愛いと言ってもらえることが多いので、さくらこでいると承認欲求がみたされます。

 

ほんと、いまのところいきなりネガティブなこと言われた経験はありません。いきなりどころか、さくらこの姿をしたとき、リアルの世界で嫌な気持ちになったことありません。繁華街で後ずさりされたことはありますが、最初は可愛いねって声かけられてますし、暴言はかれてるわけではないですから。

 

今は落ち着いてますが、一年くらい前、SNS始めたころは、”いいね”の呪縛にとりつかれてました。色々な女装子のツイートをみて、わたしのほうが可愛いのにどうしてわたしにはいいねがつかないの?と勝手に思ったり。可愛いと思った自撮りにいいねが全くつかなかったり…。いいねに振り回されていた時期がありました。

その呪縛から開放されたきっかけはツイッターのフォロワーが1000人になって、ツイッター以外にTiktokやブログをやり始めたからかもしれません。承認欲求が分散したからかもしれません。また、ツイッターのフォロワーが増えるにしたがって、リアルでの出会いも増えていきました。リアルの女装友達ができるとその方たちの人生を垣間見ることができて、その方たちのフォロワー数がどんだけ多くても嫉妬なんて全く起きないし、可愛い女装子さんはリアルでみて純粋に可愛い〜って感じる。SNSの自撮り写真よりリアルのほうが遥かに可愛い女装子さんにお会いすることもよくありました。雰囲気や仕草が可愛いんです。だから、SNSにあがった自撮りに対するいいねの数なんて、そんなちっぽけなこと気にしなくなりました。他の人のいいねも気にしなくなって、自分のいいねも気にしなくなってきました。

ようやく、いいねの呪縛から開放されました。といっても、これは承認欲求から開放されているわけではないですね。承認欲求は残ってます。でも、承認の形が様々になったことでこだわりが減ったのでしょう。また、承認の機会が増えたおかげで、トータルの承認数が増えたのでしょう。いまのところは、ようやく気持ちが落ち着いて自分の内面に向かう女装をスタートできた気持ちです。

 

(いいねから開放されたわたしはこんな感じ)

 

なぜ男性は上から目線なのか

※ここで書いてあることは個人の感覚ですので、皆にあてはまるわけではありません。そんな考えもあるんだなぁ、程度に思ってください。わたしは妻や友人など周りにカムアウト済みです。

 

SNS等で時々男性からメッセージをもらいます。本当に男性なのかの証拠はありませんが、アカウントを調べる限り男性です。こういう男性、多くの場合なぜか上から目線です。露骨な上からはありませんが、敬語を使いつつ”お前を相手してやってるんだ”という雰囲気が透けてみえます。

例えば、いきなり住む場所を聞いてきてこちらが答えないと、もしかして俺信用されてないのかな?と言ってきたり…。当たり前でしょ(^_^;)。いきなりよくわからない人から住む場所聞かれたら警戒するよ。挙げ句、俺のこと気に入ってないよね…と。わたしがあなたを気にいる要素がどこにあったのか知りたかったです。

他にも、エッチな画像を欲しがってて、ありませんと断ると、逆ギレするとか…。あなたがお金でも払ってたら別だけど、勝手にメッセージ送ってきて何を言ってるんだ?と思います。

これは、どういう心理なのでしょうか。お前みたいな女のなりそこないを相手にしてやってんだから感謝しろ、という心理なのでしょうか。女性ではなく女装が好きな男性がいますが、そういう男性だったら女のなりそこないを相手にしてやるという心理じゃないと思います。わたしがB面のときでも、すごく可愛い女装子さんには女装というより女性を感じます。だから、もし男性がわたしを女性と思ってくれたとしたら、嬉しいといえば嬉しいんですよね。でも、関係が構築される前の上から目線は男女関わらず気持ちのいいものではありません。

このような人は女装だからではなく、自分の欲を満たすためには何でもいいという自己中心的な考えなのでしょう。そして、そういう人は男性に多いと感じます。女性からこういう扱いを受けたことありませんし。

だから、特にSNSだとオスの低能さを改めて理解することになるのですが、ただ、こういうことはB面では経験しないので興味深いです(B面で相手が上から来たらなめんなよ?と受けてたちますからね)。女性が男性から受ける圧力ってこんな感じなのねって。下手に扱うと逆上して何するかわからないという恐怖を常に感じます。女性は本当に大変だと思います。

 

(対等にお話できたらなと思います)

 

 

女装の崖

※ここで書いてあることは個人の感覚ですので、皆にあてはまるわけではありません。そんな考えもあるんだなぁ、程度に思ってください。わたしは妻や友人など周りにカムアウト済みです。

 

まだまだひよっこ女装子として個人的な考えなのですが、女装をしているといくつか”崖”があるきがします。壁というより崖です。ストンと落ちてしまうような、気持ちがスーッと冷めてしまうピットフォールですね。そういうのがいくつかある気がします。

最初の崖は、初めてセルフメイクをしたときでしょうか。メイクしたいと思って自分でメイクするのですが出来栄えの酷さに、それまでの熱がスーッと冷めて、鏡みながら、「俺なにやってんだろう…」とやる気がなくなってしまう。わたしは20代のころ一度自己流のセルフメイクしてあまりの酷さにやめてしまいました。

その後、女装サロンにいってレッスン受けてそれなりのメイクができて、最初の崖を乗り越えたのですが、、、その次の崖はSNSですね。ツイッターに意気揚々と自撮りをあげるのですが、反応が鈍い、思ったほど評価されず、スーッと冷めてしまう。「勝手に可愛いって盛り上がって、俺なにやってんだろう…」とやる気がなくなってしまう(^_^;)

そこを乗りこえると、次は外出でしょうか・・・。ツイッターの評判も上々だし、外でなよと促され外出するのですが、周囲の視線を妙に感じてしまうし、子供が不思議そうにこちらを見てたり…(^_^;)外での自撮りを後でみて、おっさんじゃん!ってガックリきてしまう。

これは乗り越えたというか、目立ちにくい夜に外出するとか、マフラーに帽子かぶれる冬に外出するとか、対処法を学ぶことでなんとか乗り越えています。

その次はわたしにはまだ未知なのでどんな崖がまってるかわかりません。でもきっとあるのでしょうね。ひとつの崖を乗り越えても次の崖があらわれる。そして崖の深さや幅も大きくなっていくのかな…。不安なことが1つあって、それは乗り越えてはいけない崖もあるのではないか?ということ。行き過ぎた行為に走ってしまうのではないか?ということ。そこは自分自身で監視しながら進んでいきたいと思います。

 

(泥酔の崖は乗り越えてはいけません)